マットレスは大きさもある品なので、破れたり、匂いが強烈になったり、汚れたりして処分したいなと思っても、自分一人ではなかなか処分しづらくて困った経験のある方もいらっしゃるでしょう。
今回はマットレスの処分方法についてご紹介していきます。
処分方法がわからずマットレスを買い替えられなかったという方は、本記事を参考にされて新しいマットレスに変えたり、古いマットレスを処分していくようにしてみてはいかがでしょうか。
基本的に中古のマットレスは買取・出品に不向き
近年、不用品をフリマアプリやネットオークションに出して買い取ってもらおうという方が多くなっています。
マットレスについてもフリマアプリやネットオークションに出品して落札してもらえたらお金になるのでいいなと思っている方もいらっしゃるでしょう。
ですが、マットレスはフリマアプリやネットオークションではあまり落札されない傾向にあります。
他人が使用していた寝具を使うのは心理的に抵抗があるという方や、マットレスにタバコや家の匂い、使用していた人の体臭などが染み込んでしまっている可能性があるため、不人気です。
また、出品する側もマットレスは大きな商品となってしまうため、送料を自分負担にすると高額になってしまいます。
落札者負担の送料にすると、より金額が上がってしまうため落札につながりません。
上記の理由から、フリマアプリやネットオークションでマットレスを出品されるのはあまりおすすめできないのが現状です。
マットレスの捨て方① 自治体で処分してもらう
マッドレスを処分する際、自治体で粗大ゴミとして処分してもらうという方法を考える方も多いのではないでしょうか。
自治体によってはマットレスが粗大ゴミ回収だけでなく、自分で持ち込んでも粗大ゴミとして引き取ってもらえます。
ですが、自治体ごとに持ち込みの可否や出し方のルール、料金なども異なるため、注意が必要です。
例えば東京都港区では、ゴミ処理施設への持ち込みと、自治体による粗大ゴミ回収の2通りでマットレスの回収を行っています。
港区での持ち込みによるマットレスの回収の手順は以下の通りです。
持ち込みによる回収の手順
- 粗大ごみセンターに連絡する
- マッドレス手数料分(持ち込みの場合は600円)のの粗大ごみ処理券を購入し、貼ってから芝浦清掃作業所(港南3-1-18)にまで持ち込む
- 運転免許証などの本人確認ののち、回収完了
また、粗大ゴミとしてマットレスを回収してもらいたい場合には、以下の手順で行なっていく必要があるので気をつけましょう。
粗大ゴミ回収にて回収してもらうまでの手順
- 電話かインターネットから粗大ごみセンターに申し込む
- 折り返し、収集日、手数料、収集場所の指示を受け取る
- 案内があったマットレスの手数料分の粗大ごみ処理券を購入する(粗大ゴミ回収の場合のマットレスの手数料は1,200円)
- 購入した粗大ごみ処理券をマットレスに貼り、指定された日にちの朝8時までに出しておき、回収されれば完了
自治体で処分してもらうメリット
非常に安いコストでマットレスを処分できる点がメリットです。
特に、軽いマットレスや折りたたみのマットレスなど、自分で運べる大きさや重さのものの場合、自治体に依頼してマットレスを処分してもらう方がお得になるのでおすすめします。
自治体で処分してもらうデメリット
デメリットは下記3点です。
- 自分で運ばないといけない点
- 回収までに時間と手間がかかってしまう点
- 回収してもらえない場合がある点
折りたためない大型のマットレスの場合や、2階以上の階から大きくて重いマットレス運ぶ場合には、1人で運ぶのは困難ですし危険があります。
その上、回収までに手続きや日数もかかってしまうため、大きくて家の中でも邪魔になるマットレスをすぐに処分できず、ストレスが溜まった生活を送らないといけない点があげられるでしょう。
また、マットレスのスプリングの中にはコイルが多く入っていて処理・解体が非常に困難です。そのため自治体によって回収してくれないところも多いため、注意が必要です。
マットレスの捨て方② 不用品回収業者に依頼
マットレスは不用品回収業者に回収を依頼することで、手放すことができます。
不用品回収業者にマットレスを持って行ってもらうことについて、メリット・デメリットを詳しくご説明していきましょう。
不用品回収業者に依頼するメリット
不用品回収業者にマットレスの回収する最大のメリットは以下の3点です。
メリット
- 家の中まで回収に来てくれる
- 自分の都合のよい日時に回収してもらえる
- スプリング入りでも回収してくれる
家の中まで回収に来てくれるため、2階以上の階に住んでいる場合でも、安心安全に大型のマットレスを手放すことができます。
一人暮らしで、マットレスを一人で運び出すことができない方におすすめです。
自分の都合のよい時に回収に来てくれるため、手間がかからず、楽にマットレスを手放すことができるのもメリットになります。
空いた時間で新しいマットレスを見に行ったり買いに行ったり時間を有効活用できるでしょう。
自治体の粗大ゴミ回収ではスプリング入りのものは回収してもらえない場合がありますが、不用品回収業者に依頼すれば回収してもらえるため、「このマットレスは回収してくれるのかな?回収できないのかな?」と悩むのが煩わしい方は、積極的に利用されることをおすすめします。
不用品回収業者に依頼するデメリット
不用品回収業者に依頼してマットレスを持って行ってもらう場合のデメリットは、下記1点です。
デメリット
- 回収費用が高額になってしまう
自治体が行っている粗大ゴミ回収の費用の5倍前後ほどの金額になってしまうことがあるため、抵抗がある方も少なくないかもしれません。
ですが、安全や時間を買ったと思えばあまり大きなデメリットにはならないのではないでしょうか。
大型家具店なら新品購入時に引き取りの可能性も
ニトリやIKEA、無印良品といった大型家具店では、新しいマットレスを購入した際に、古いマットレスを引き取ってくれるサービスを行ってくれるところも多いです。
ですが、
- ベッドと一緒に購入した場合のみマットレスを回収可能なケース
- 引き取ってもらうために3,000円ほど費用がかかってしまう
- 購入した製品と同じ大きさや同じ個数のマットレスしかもっていってくれない
など多くの制約があるため、非常に利用しずらいサービスでもあります。
大型家具店のマットレス回収サービスは不便ですし確実に回収してくれないので、ベッドの購入の予定がない方は、確実に回収してもらえる不用品回収業者に依頼されることをおすすめします。
マッドレスとフリマアプリやネットオークションは相性が悪いので、利用を考えている方は他の方法で処分することをおすすめします。