「不要な家具は家の中で邪魔になるからすぐに片付けて生活の快適度を上げたい」と考える方もいる一方で、不要な家具とはいえ、「お金を出したものだから売ってお金に変えられたらいいのに・・・」という考えの方もいらっしゃるでしょう。
どちらにも共有することは「コストをかけずに処分できるのが一番いい」ということです。
今回は不要な家具のベストな処分方法について、詳しくご説明していきましょう。
不要な家具を処分する際のポイント
不要な家具を処分する際には、以下の3点のうちどれかを優先して処分していくと満足度が高くなります。
- 費用優先
- 手間・スピード優先
- 手間・時間がかかっても”得”を優先
ご自身の様々なご事情や好みに合わせて上記の方法から処分方法を選んでいくと良いでしょう。
不要な家具を”費用優先”で処分する
不要な家具を一番低コストで安全に処分する方法としてあげられるのが、自治体の粗大ゴミ回収に出すことです。
自治体による粗大ゴミ回収を利用することで、費用を最小限に抑えて粗大ゴミを処分することができます。
非常に安く家具を処分できますが、各自治体で処分までの手続きの方法やルール、費用が異なるので、お住まいの地域ごとに調べてから利用していきましょう。
例えば、京都市では持ち込みによる粗大ゴミ回収と、収集による粗大ゴミ回収を行なっています。
持ち込みによる粗大ゴミ回収は以下の手順で行なっていかなければなりません。
持ち込みによる粗大ゴミ処分の手順
- 京都市内でご自宅からお近くのクリーンセンターや美化事務所で「搬入申込書」をもらう
- 「搬入申込書」の所定欄にマークを入れ、身分証明書と処分したい粗大ゴミを持って処理場に持ち込む
- ごみ処理手数料を現金でその場で支払う
- 粗大ゴミを回収してもらって処分完了
京都市の自治体による粗大ゴミ回収に出す手順は以下の通りです。
収集による粗大ゴミ処分の手順
- 京都市大型ごみ受付センターに連絡し回収を依頼する
- 折り返し、収集日や手数料、粗大ゴミを出しておく場所の指示を受ける
- 回収日当日までに粗大ゴミ処理手数料券を手数料分購入し、粗大ゴミとして出すものに貼っておく
- 収集日当日の朝8時までに指定された場所に出して回収してもらえば完了
持ち込みの場合の手数料は
- 100kgまで1,000円
- 100kg以上600kg未満の間で100kgあたり1,500円
- 600kg以上の場合、100kgあたり2,000円
です。
収集による回収の手数料は品目ごとに異なり、「400円から2,400円」までの間の金額が設定されています。
上記のように自治体による粗大ゴミ回収は費用は安いですが、回収方法ごとに手順や手数料が異なるため、混同しないようにしなければなりません。
手順やルールも遵守しないと回収してもらえないので気をつけましょう。
自治体は処分の手順やルールをきっちり守らないと処分できないので、細かい部分まで確認・対応ができるという方におすすめできる方法です。
不要な家具を”手間・スピード優先”で処分する
毎日仕事で忙しいという方や働く時間や曜日がまちまちな方は、お金よりも処分するまでにかかる手間や処分するスピード重視で不要な家具を手放したいという方も多いのではないでしょうか。
ある程度費用がかかっても、スピード優先で粗大ゴミを手放したいのならば、不用品回収業者に回収を依頼しましょう。
電話だけでなく、ホームページの申し込みフォームから簡単に依頼することができ、LINEからでも無料で見積もりを出してもらえるため、やりとりも楽で現代的です。
こちらの都合の良い日時で、家の中まで取りに来てくれるので、こちらがしておかなければならないことも少なく、場合によっては即日回収してもらえる場合もあります。
また、トラックの大きさや量による定額制の回収料金設定をしている業者も多いため、家具以外でも不要なものがあれば持って行ってもらえるので便利です。
お金をかける分だけ、スピードや定額制といったメリットが不用品回収業者に不要な家具の回収を依頼することで多く受けられます。
お金を払う分、得られるメリットが多くなるため、結果的に他の方法よりも様々なコストをダウンさせられるおすすめの処分方法です。
不要な家具を”得を優先”で処分する
「少しでもいいから不要な家具をお金に変えて得をしたい」という方には、フリマアプリやオークションサイト、リサイクルショップを利用して自分の好きな金額で売って処分するという方法をおすすめします。
スマホ1台あれば、時間や場所を問わずに利用できるため、隙間時間などを有効活用しながら不要品を処分できる方法として注目が集まっています。
ですが、フリマアプリやネットオークションは出品までに登録したり、商品の紹介文を書いたり、口座登録をしたり、写真を撮ったりする準備に時間が手間がかかるため、煩わしいと感じることも多いです。
また、商品の状態が悪いと低評価をつけられてしまうため、出荷する際に梱包に気を使ったり、商品を清掃しておいたりする必要もあるため、手間がかかってしまいます。
リサイクルショップはさらにシビアで、商品ごとに需要の高い時期があるため、需要の高い時期の少し前に売らないと、ほとんどお金にならないという場合もあるので気をつけましょう。
手間暇かけてでも、不要な家具をお金に変えたいという方は、フリマアプリやネットオークション、リサイクルショップに出して処分すると良いのではないでしょうか。
3つの中で最も手間暇かかってしまう処分方法なので、時間というコストを払わなければならないという点には気をつけておきましょう。
まとめ
今回ご紹介した自治体に回収を依頼する場合も、不用品回収業者に回収を依頼する場合も、はたまた、売ってお金に変えて処分していく場合もメリット・デメリットの双方があります。
ご自身のなかで、何が優先したいことなのかをはっきりと決めてから、不要な家具を処分していくと、後悔の少ない処分ができるのではないでしょうか。
一番あなたにあった処分方法をじっくりと考えてから、不要な家具を処分していきましょう。