洗濯機をいざ捨てようと思っても大きいですし、重いため、どのように処分したら良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。
しかも洗濯機は家電リサイクル法で指定されている製品なので、自治体が行っている粗大ゴミ回収に出すこともできません。
そんな処分に困る洗濯機ですが、今回は6つの処分方法をご紹介していきます。
本記事を参考にして、洗濯機を正しく処分していきましょう。
洗濯機は粗大ゴミとして捨てられないので注意

洗濯機は家電リサイクル法によって指定されている4つの製品のうちの1つです。
家電リサイクル法によって指定されている製品は自治体の行う粗大ゴミ回収では持って行ってもらえないため、簡単に処分することができません。
洗濯機の6つの処分方法

洗濯機を正しく処分するためには以下の6つの方法で処分していきましょう。
- 回収業者に依頼する
- 購入したお店に引き取ってもらう
- 新しい洗濯機を購入するお店に引き取ってもらう
- リサイクルショップで買い取ってもらう
- 指定引取場所へ持ち込む
- 市区町村に問い合わせる
上記の6つの処分方法のうち、一番利用しやすいものを利用して洗濯機を処分していくようにしましょう。
回収業者に依頼する
不用品回収業者に洗濯機の回収を依頼することで手放すことができます。
自宅まで取りに来てくれるため、2階以上のフロアに住んでいる方でも楽に洗濯機を手放せるのでおすすめです。

自分の都合の良い日時に来てくれるため、無駄な時間がかからないのも良い点でしょう。
洗濯機の回収費用の相場は、8,000円から9,000円ほどです。
回収費用はかかりますが、洗濯機は大きく、また重い製品ですので、自分で処分をするのは非常に困難かつ危険が伴います。
ですので、少々お金を出しても、安全にかつ楽に手放すことができる不用品回収業者に依頼するメリットが高い電化製品だといえるでしょう。
購入したお店に引き取ってもらう
洗濯機を購入したお店に引き取ってもらうことで、洗濯機を手放すこともできます。
購入したお店に洗濯機を引き取ってもらう場合には、「リサイクル料」と「収集費用」とを合わせた金額がかかるので注意しましょう。
5,000円前後で回収してもらえます。
購入したお店が閉店してしまっていたり、遠方にあったり場合にはこの方法で処分できないので気をつけてください。
新しい洗濯機を購入するお店に引き取ってもらう
新しい洗濯機を購入した際に、購入したお店に引き取ってもらうということも可能です。
この場合、ただ引き取ってもらうだけでなく、下取りとして洗濯機を持って行ってもらえる場合もあります。
引き取ってもらう場合は、「リサイクル料」と「収集費」が別途、コストとしてかかってしまうので気をつけましょう。

下取りしてもらえる場合には、数千円から数万円ほど新しい洗濯機の値段から値引きしてもらえるので、非常にお得です。
下取りサービスを行っているとき新しい洗濯機に買い替えてみたり、下取りを行っている製品を買ったりするなど、積極的に下取りを利用してみてはいかがでしょうか。
リサイクルショップで買い取ってもらう

リサイクルショップに買い取ってもらうことで、少しでもお金に変えて洗濯機を処分することができます。
買取金額は、洗濯機の製造年や状態、リサイクルショップの在庫状況によりますが、数千円程度が一般的です。
場合によっては、「出張買取費と相殺で0円で持っていきます」ということもあるので、気をつけなければなりません。
指定引取場所へ持ち込む
自治体が指定している「指定引取取場所」に自分で洗濯機をもっていくことで処分することもできます。
この方法の場合でも「リサイクル料金」がかかるので、数千円程度費用がかかってしまうことを頭に入れておきましょう。
洗濯機は大きい製品ですし、重さもあるので、自分で持ち込みでの処分は大変です。
怪我や思わぬ事故にもつながりかねないので、あまりお勧めできない処分法になります。
市区町村に問い合わせる


洗濯機を買ったお店がなくなってしまっていた

どこ製のメーカーかわからなかった

メーカーが倒産してなくなってしまっていた
などの理由で処分に困ってしまったという方も少なくありません。
そういう場合には、市区町村に処分方法を問い合わせてみるのも良いでしょう。
適切な処分方法を教えてくれたり、場合には業者を紹介してくれたりする場合もあります。
悩んでしまったら適当な処分をするのではなく、市区町村に相談することで正しく不要な洗濯機を処分していきましょう。
高く買い取ってもらえる洗濯機

洗濯機を買い取ってもらうことで少しでもお金にしたいという方が近年多くなってきています。
洗濯機の買取相場は、500円から12,000円までと幅があるので注意が必要です
少しでも高く洗濯機を査定してもらうためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。
以下の点に気をつけて査定に出すと、思ってもみなかったような高額で引き取ってもらうこともあるので、しっかり確認する用意してください。
- 製造から5年以内
- ドラム型である
- 容量が大きい
- 状態がキレイ
- 有名メーカーやブランド品である
上記の高額査定のポイントについて詳しく解説していきましょう。
製造から5年以内
製造から5年以内の洗濯機は高額査定が付く可能性が高いです。
製造年からあまり時間が経っていない洗濯機はそれだけ長く故障せずに使える可能性が高いため、値段もその分高くなります。

リサイクル業者も製造5年以内の洗濯機の場合、まだパーツがあるため修理ができ、商品化しやすいという利点もあるため、高額査定の期待大です。
ですので、手放したい洗濯機の製造年を確認しておくと、あらかじめどのくらいの値段で買い取ってもらえるのか予想を立てることもできるでしょう。
ドラム型である
ドラム型洗濯機の人気は非常に高いです。新品でも人気が高いですが、中古での需要もとても高いので、高額査定が期待できるでしょう。
ドラム型の洗濯機を使っていた方は、買い取ってもらうことで処分することも選択肢に入れておくと、よりお得に手放せられるチャンスが多くなっていきます。
新品購入時に、将来洗濯機を買取で処分したいと思う方は、ドラム型を選んで新品購入しておくと、使わなくなったり買い替えたりする時に高額査定が期待できますので、良い選択になるのではないでしょうか。
容量が大きい
同じ大きさでも容量が大きい洗濯機の方が需要も高いです。
特に、ファミリー層には、一度にたくさんの洗濯物を入れられる容量の大きな洗濯機が人気ですので、単純に容量が大きな洗濯機はニーズもあり高額査定されやすいといえるでしょう。

容量の大きい洗濯機をお使いの方もただ処分するだけでなく、買い取ってもらうことで処分するというのも良い選択です。
状態がキレイ
お気に入りの洋服を洗うものだから、綺麗な洗濯機を使いたいという方も多いです。見た目や中が汚れてしまっている洗濯機はあまり査定額が伸びません。
一方、中身も外見も綺麗な洗濯機はより高く査定されることも多いですので、買取に出す前にしっかりと綺麗に掃除しておくことをおすすめします。
有名メーカーやブランド品である
ブランドものは、洗濯機でも高額査定される傾向があります。
特に、
- Panasonic
- HITACHI
- SHARP
の洗濯機ですと30,000円から40,000円後半といった高い査定額が出ることもあるので、是非とも買取に出してみて欲しいです。

洗濯機能だけでなく、乾燥機能もついていると、上記の人気メーカーや有名メーカーの品はより高額査定される傾向があります。
洗濯機の買い替え目安と処分方法の選び方

洗濯機の買い替えどきがわからず、何年も使っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
中には十年以上、同じ洗濯機を使っているという方もいらっしゃるでしょう。ですが、定期的に洗濯機を買い替えていく方が、電気代的にも水道代的にも安くなります。
ここからは、洗濯機の買い替え時期の目安と、処分方法の選び方についてもご紹介していきましょう。
買い替え目安
洗濯機の買い替え目安は以下の通り。
- 異音がする
- 水が漏れる
- 運転中にいきなり止まる(原因不明)
- 乾燥機能が働かなくなる
- 脱水機能が弱くなる
- 電源やコード類が異常な発熱をする
異音がする場合には、内部の部品が壊れていたり、外れかかっていたりすることがあるので、とても危険です。
水漏れも、ショートの危険性があるため、使用を停止したほうが良いでしょう。
運転中に原因もわからず止まってしまうということは、駆動系に異常があるということですので、こちらもショートや発火など思わぬ機械の負荷による事故が起こってしまいます。
乾燥機のや脱水機能が弱くなってしまうと洗濯効率が悪くなるため、買い替えどきです。
電源やコード類の発熱もショートや断線に関わっていることもあるため大変危険。
おおむね6年前後が洗濯機の寿命だといわれていますので、購入から6年経って、上記の買い替えの目安が出ている場合は早急に買い換えることをおすすめします。
処分方法の選び方
処分方法はどのような時にどういう方法を取れば良いか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まだ洗濯機が動く場合や製造から5年未満の場合には、買取に出すことをおすすめします。
洗濯機が動かなかったり、製造から5年以上経ってしまっている場合は、メーカーや不用品回収業者に回収を依頼したり、新しい洗濯機の購入と同時に下取りに出すのが良い選択です。

買取や下取りといった少しでもお金になるような処分方法が選択できる状態で、洗濯機の買い替えをおこなっていくとお得に、かつ、洗濯機の能力を落とさずに済みます。
処分する際には、「リサイクル料金」を払った上で、適切な方法で処分していくことになります。