人生の中で起こりうるイベントの中でも、とても面倒なのが引っ越しです。
物の梱包や必要なもの・不要なものを分けていく作業も面倒でしょう。
という方も多いのではないでしょうか。
今回は、引っ越しで出た不用品の処分方法と注意点について詳しくご紹介していきましょう。
引越しで出た不用品処分の方法はこの4つ
引っ越しの際には多かれ少なかれ不用品が出てしまいます。
次の引っ越し先の部屋のサイズに合わなかったり、もう使わないと思われる物をこの機会に手放したかったりと様々な理由があるのではないでしょうか。
引っ越しで出た不用品の処分方法は以下の4つがおすすめです。
- 自治体で処分
- 不用品回収業者に依頼
- オークションサイト・フリマアプリに出品
- リサイクルショップで買い取ってもらう
上記の4つの方法を駆使したり、状況によって使い分けていったりすると素早く楽に、かつ安く、不用品を手放すことができます。
上記の4つの処分方法について詳しくご説明していきましょう。
①お住まいの自治体で処分
お住まいの自治体に粗大ゴミ回収を依頼することで処分するという方法があります。
自治体に処分を依頼する最大のメリットは、料金の安さです。
例えば東京都目黒区では、電話やインターネットからの申し込みや、粗大ゴミ処理手数料を教えてもらえます。
目黒区内のコンビニなどで売られている処理券を粗大ゴミに貼って出すという形を採用していて、他の自治体も同じようなところが多いです。
粗大ゴミ処理手数料は品目によって異なり、目黒区ですとアイロン台が300円、卓上ミシン600円といった料金になります。
一方、デメリットは、自分で収集場所に持っていかないといけないことや即日回収してくれず一ヶ月待ちということも多いという点です。
少量の不用品なら良いですが、大きなものや数多くの不用品を2階以上の階から自分で降ろしていくのは重労働ですし、転倒や下敷きといった怪我や事故もある難しい作業です。
また、自治体ごとに収集のルールも異なるため、引っ越す前と後とで粗大ゴミの出し方が違うということも多いので、注意が必要です。
②不用品回収業者に依頼
不用品回収業者に依頼するという方法が一番早く不用品を手放せます。
こちらの都合の良い日時に家の中まで取りに来てくれるだけでなく、特定の製品の買取り、エアコンの取り外しも対応してくれる業者も多いです。
自治体では回収してくれない家電リサイクル法対象製品も回収してくれる点も嬉しいところではないでしょうか。
デメリットとしては、自治体で処分する方法よりお金がかかってしまうことですが、ホームページなどに明瞭な料金設定が載っていたり、無料見積もりをしてくれたりしてくれるところも多いので「思ったよりも大幅に費用がかさんだ」というケースは少ないでしょう。
定額制を取り入れたりしている業者もあるので、その場合は定額の金額以上に費用がかかることはありません。
民間の優良な不用品回収業者は、こちらの要望に多く答えてくれるため、デメリットはあまり気にならず、得られるメリットの方が多いです。
③オークションサイト・フリマアプリに出品
最近では、オークションサイトやフリマアプリに不要な物を出品して処分したいという方も多くなっています。
スマホ1つで手軽に出品できるためとても流行の処分方法です。
ですが、出品するためには写真を撮ったり、状態を細かく記載したり、落札希望者とメッセージをやりとりをする手間があります。
送料をこちらが負担しないと売れないケースが多いので、その場合赤字になってしまうことも少なくありません。
「不用品を売って儲けたい」とは考えずに、まだ使える物を必要としている人に譲れるくらいの軽い気持ちで利用すると期待外れの結果になったときの残念感がなくて良いです。
品物の状態や配達にかかった日数などで落札者からクレームがくることもあるので気をつけましょう。
④リサイクルショップで買い取ってもらう
リサイクルショップに不用品を買い取ってもらうという方法で処分するのも良いです。
要らないものがお金に変わるのは非常に嬉しいことですね。
ですが、需要がある製品や状態の良い製品しか、買い取ってもらえないことが多いため、自分で不用品をリサイクルショップまで運んで持って行った手間の割には、コスパが悪くなってしまったということもあるので気をつけてください。
引っ越し時の不用品処分での注意点
引っ越しの際には邪魔になる不用品を早く処分したいと焦ってしまう方も少なくありません。
ですが、以下の2点に気をつけないと思わぬ出費や被害にあったり、慌てて混乱してしまったりすることもあるので気をつけましょう。
- ”無料回収”の利用は避ける
- 退去日に間に合うように
上記の2つの注意点について詳しくご説明していきましょう。
”無料回収”の利用は避ける
よく街中で、不用品を無料回収いたしますと宣伝しながら走っている車を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はあの無料回収というのはからくりがあります。
確かに、回収は無料なのですが、トラックから自宅までの数メートル分の距離で、ウン万円という出張費用を請求してくるといったケースが実際にあります。
また、半ば強制的に家に入り不用品だけでなく、まだ使えるものも勝手に持って行こうとする悪質なケースもあります。
タダほど高いものはないということわざにもありますが、不用品を回収したり処分したりするためには業者もコストがかかるので、“無料”では仕事になりません。
多少お金がかかっても安心できる優良な不用品回収業者や自治体の粗大ゴミ回収、リサイクルショップやフリマアプリなどを利用する方が良いです。
“無料回収”を謳っている怪しい不用品回収業者を利用すると思わぬトラブルが発生するので利用しないようにしましょう。
退去日に間に合うように
引っ越しの場合、退去日が決まっています。
退去日までに出ないと、料金を追加で取られてしまったり、思わぬトラブルに巻き込まれてしまったりするので、気をつけなければなりません。
特に、自治体の粗大ゴミ回収で不用品を手放そうとしている方は要注意です。自治体の行っている粗大ゴミ回収は即日回収してくれません。
さらに、自治体の粗大ゴミ回収は申し込んでから持って行ってもらうまで一ヶ月以上かかってしまったという方も多いです。
自分の都合の良い日時に手放すことができないので、退去日間近の場合や退去日が気になるという方は民間の不用品回収業者に依頼することをおすすめします。
民間の不用品回収業者ですと、こちらの希望の日時に回収してもらえる可能性高いので、『退去日に間に合わなかった』という最悪の事態を避けられるでしょう。
深夜・早朝の不用品回収を行っている業者も多いので、退去日が近い方は民間の不用品回収業者に依頼することをおすすめします。
引っ越しを機会に断捨離をしたいけど、どのように不用品を手放したら良いかわからない