福岡市の粗大ごみ処分ルールを徹底解説!費用・申込方法・持込場所

福岡市に住んでいて粗大ゴミを出したいと思っているけれど、今まで粗大ゴミを処分したことがないのでどうしたらよいのか分からないという方もいらっしゃるでしょう。

悩みながらインターネットで検索して、本ページに辿り着いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそういった福岡市民の方のために、福岡市の粗大ゴミ処分のルールや手数料、申し込み方法、持ち込み場所についての情報をご紹介していきます。

さらに、あまり知られていない福岡市の粗大ゴミ回収の欠点とその解消方法についてもご提案していきましょう。

福岡市で粗大ゴミとして処分できる物

福岡市では、指定の袋に入らない大きさの家電製品や家具を、“粗大ゴミ”と規定しています。

福岡市のホームページ内にある粗大ゴミに関しての福岡市粗大ごみ受付品目一覧に掲載されている品ならば回収してもらえますので、悩んだ場合は粗大ゴミに出す前に確認しておくと良いでしょう。

粗大ゴミとして出せない物

福岡市の粗大ゴミ回収に出せないものあるので気をつけてください。

福岡市の不用品回収で回収してもらえないものについては以下の通り。

  • 福岡市の粗大ゴミに関してのホームページ内にある「収集品目一覧」に記載がないもの
  • 粗大ごみ処理券がしっかりと払われていないもの
  • LINE Payからの手数料支払いが終わっていないもの
  • 家電リサイクル法対象製品(テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコン)
  • デスクトップパソコンやノートパソコン、パソコンのモニター
  • 自動車やバイク、それらのタイヤ
  • 農機具

粗大ゴミに出したいものが上記の項目に該当していないかどうか確認してから、福岡市の粗大ゴミ回収に依頼するようにしましょう。

福岡市で粗大ゴミを処分する方法・手順

福岡市では、2つの方法で粗大ゴミを処分していくことができます。

1つは福岡市に粗大ゴミの収集を依頼して回収してもらうという方法。

2つめは、福岡市の処理施設に自分で持ち込んで行って処分してもらうという方法です。

それぞれの粗大ゴミを処分していく方法について、詳しい手順や申し込み方法についてご紹介していきましょう。

①福岡市に収集依頼

福岡市の行っている粗大ゴミ回収に依頼する方法にはインターネットから申し込みする方法と、電話から申し込む方法、LINEから申し込む方法の3つがあります。

インターネットから申し込む場合手順は以下の通り。

インターネット申し込み
  1. 福岡市粗大ごみインターネット受付から必要事項を記入し申し込む
  2. 申し込み仮受付完了メールを受信する
  3. 仮受付完了メール受信後、2日以内に本受付メールが届き、申し込み完了
オープンネット

インターネットからの申し込みは24時間受け付けているので非常に便利です。

インターネットからの申し込みの際にはメールアドレスが必要になりますので準備しておきましょう。

1度に10個までしか回収の申し込みができないので気をつけてください。

電話から申し込む場合の手順は以下の通りです。

電話申し込み
  1. 粗大ごみ受付センターに電話する(年末年始を除く月曜日から土曜日の午前9時から午後5時まで受付):092-731-1153
  2. 粗大ゴミとして出したい品と個数、こちらの氏名や住所といった個人情報などを伝える
  3. 収集日と手数料の案内を受けて申し込み完了
オープンネット

日曜と祝日は大変混み合うため、避けて申し込まれることをおすすめします。

LINEからの申し込み手順は以下をご覧ください。

LINE申し込み
  1. 福岡市のホームページから「福岡市粗大ごみ受付」のLINEアカウントのQRコードを読み込み、友達登録する
  2. LINEのトークの画面からログインする
  3. 粗大ごみの申し込みの欄をタップし、リスト表示ボタンもタップしていく
  4. 粗大ゴミとして出したい物の個数を指定し、住所や氏名などの個人情報を入力する
  5. 収集希望日や搬出場所などを選択していく
  6. 申し込み内容を確認し問題がなければ申し込む
  7. トーク画面に仮受付メッセージが届いた後、本受付メッセージを受信し申し込み完了
オープンネット

仮受付メッセージ受信で申し込み完了ではないので、本受付メールがちゃんと届いているのか確認するようにしてください。

粗大ゴミの回収にかかる手数料は「粗大ごみ処理券」やLINEから受け付けた方は「LINE Pay」で支払っていくことになります。

粗大ごみ処理券は福岡市内のコンビニなどで購入可能です。

粗大ごみ処理券には、300円、500円、1,000円の3種類ありますので、組み合わせて支払っていきます。

粗大ゴミ回収日までに、必要事項を記入の上、粗大ごみ処理券を粗大ゴミとして出したいものの手数料分を貼り付けて出すようにしてください。

粗大ごみ手数料の例は以下の通り。

  • 扇風機:300円
  • ベットマット(スプリング有り):1,000円
  • サーフボード:500円

LINE Payから支払う場合には、申し込みの際に届いた本受付完了のトーク画面にLINE Payの欄がありますので、「収集日の2日前(年末年始、日曜を除く)の午後4時まで」にお支払いください。

オープンネット

LINE Payの支払い期限に間に合わなかった場合には粗大ごみ処理券にて支払っていくことになります。

LINE Payで支払われた場合には、A4程度の紙に発行された受付番号や収集日、手数料金額を明記の上、粗大ゴミに貼り付けて粗大ゴミとして出すようにしてください。

収集日当日の朝8時までに、指定された場所に粗大ゴミを出しておくようにしましょう。

②福岡市の処理施設に自分で持ち込む

自分で福岡市の処理施設に持ち込む際にも事前に申し込みをしていかなければなりません。

持ち込みの際は電話からの申し込みとインターネットからの申し込みの2つの方法から申し込むことができます。

電話からの申し込みの場合の手順は以下の通りです。

電話申し込み
  1. 「自己搬入ごみ事前受付センター」に月曜日から土曜日の午前8時半から午後16時までの間で電話し申し込む(092-433-8234)
  2. 搬入予定日や粗大ゴミの種類や量など必要事項を伝える
  3. 申し込み完了

インターネットからの申し込み方法は以下の通り

インターネット申し込み
  1. 自己搬入ごみ事前受付」のホームページより、新規予約のところをクリックする
  2. 必要事項を入力していく
  3. 申し込み内容を確認し申し込み完了
オープンネット

ユーザ登録をしておくと再度粗大ゴミを持ち込む際に入力を省略できる箇所が増え楽に申し込むことができます。

持ち込みの場合の手数料は「10kgにつき、140円」となりますので気をつけてください。

持ち込み日に市内9箇所の持ち込み先の中から、用途別に分かれている持ち込み先に粗大ゴミを持っていきましょう。

用途別の持ち込み先は以下の通り。

焼却できるものの持ち込み先

東部工場:福岡市東区蒲田5丁目11-2

臨海工場:福岡市東区箱崎ふ頭4丁目13-42

西部工場:福岡市西区大字拾六町1191

クリーン・エネ・パーク南部:春日市大字白水104-5

・不燃物や工場で処理できないものの持ち込み先

東部埋立管理事務所:糟屋群久山町山田1431-1

西部埋立管理事務所:福岡市西区今津4439番地

粉砕が必要なものや金属製の可燃不燃混合ごみの持ち込み先

東部資源化センター:福岡市東区蒲田5丁目11-1

西部資源化センター:福岡市西区大字拾六町1191

廃木材の持ち込み先

緑のリサイクルセンター:福岡市東区蒲田5丁目14-2

持ち込みの際には本人確認されることもあるため、身分証明証も持っていきましょう。

福岡市の粗大ゴミ収集ではこんな欠点が…

福岡市の粗大ゴミ回収は安い値段で粗大ゴミを処分できるため便利です。

ですが、下記のような欠点もあげられます。

  • 1度に申込できるのは10点まで
  • 収集日は申し込んでから1週間後
  • 自力で指定の収集場所まで運ぶ必要がある

それぞれの欠点について詳しくご説明していきましょう。

1度に申込できるのは10点まで

福岡市の粗大ゴミ回収では1度に10個までしか粗大ゴミを回収してもらえません。

ですので、例えば引っ越しや年末の大掃除の際に多く出た粗大ゴミを一度に処分したい場合でも全て捨てられないということが起きてしまいます。

収集日は申し込んでから1週間後

収集日は申し込んでから最短でも1週間後にしか回収してもらえない点も悩みの種です。

粗大ゴミは家の中でも場所を取るものも多いため、処分したいときに処分しないと非常に家が手狭になったり、普段の生活に不便さを感じたりしてしまうでしょう。

自分の捨てたいときに処分できないというのは非常に不便です。

自力で指定の収集場所まで運ぶ必要がある

福岡市の不用品回収を利用する際にも、持ち込んで処分する際にも指定の場所まで持っていかなければなりません。

一軒家でも集合住宅でも2階以上から物を運んで収集場所まで持っていくのは非常に大変ですし、物によっては危険な場合もあります。

持ち込みの場合ですと、福岡市では

  1. 焼却できるものの持ち込み先
  2. 不燃物や工場で処理できないものの持ち込み先
  3. 粉砕が必要なものや金属製の可燃不燃混合ごみの持ち込み先
  4. 廃木材の持ち込み

に分かれているので注意が必要です。

オープンネット

粗大ゴミの中には上記のどの分類になるのかわかりづらいものもありますし、いちいち仕分けている時間がもったいないということもあります。

以上、紹介してきました欠点を全て解消できるのは民間の不用品回収業者に不用品回収を依頼するという方法です。

自分の都合の良い日時にこちらが持っていって欲しいものを持っていってくれますし、仕分ける必要もありません。

多少コストはかかってしまいますが、安全や時間を買うことができたと考えれば非常に有効な片づけ方法なのではないでしょうか。

民間の不用品回収業者もうまく利用しながら粗大ゴミを手放していくことをお勧めします。